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昨日の強敵は明日の仲間

たかばなな(@takabanana31)

「昨日の強敵は明日の仲間」

 

初めての大三国志、俺は荊州のとある同盟の指揮官をしていた。

 

盟主副盟主はイケイケの性格で敵は蹂躙降るものには寛容であった。

 

盟主「今からあの同盟に攻撃ね♪」

 

俺「なんか揉めたの?まだみんな育ってないから大変じゃない?」

 

副「進路妨害の時点で敵対行動だから!話す必要も無し!」

 

俺「あーそれなら仕方ないかんじゃ指示しておくねー」

 

こんなやり取りが数日置きに行われ数十とあった小中同盟はどんどん少なくなり荊州には大中同盟が4つばかりとなっていた。

 

俺「で後はどーするの?他州に行く前に州内は纏めないとでしょ?」

 

盟主「うむ。C同盟は合流しないが傘下になった!B同盟は猛者揃いで合流の話しをしているが難航中だ。しかし…」

 

副「A同盟はうちらが潰してうちに合流しなかった奴らが大半の同盟だ…つまり戦争だ!」

 

俺「わかりやすいね。んじゃとっとと倒して他州に行くとしようか!」

 

盟主「うむ、今から戦争を始めようじゃないか」

 

そして荊州のトップを決める戦争の号令は下りA同盟の決戦が始まった。

人数的にはほぼ互角勝負はどちらが猛者とアクティブ者の数が多いかで決まるものであった。

 

副「うーん勝ってはいるがイマイチ勢いに欠けるな…」

 

俺「うちのが強いとは言ってもやっぱ向こうにも数人猛者はいるしねーそいつらにうちの非アクティビブの土地や城狙われたら防衛のためにうちも猛者が前線から離れなて助けに行かないとだしねー」

 

副「やっぱりあっちの猛者をどうにかするしかないか。3人程は確認してるが他にいたか?」

 

俺「うちの持ち場ではヒーロー(仮名)って奴が猛者でアクティブだから厄介だねー」

 

盟主「でわその4名の本城を4隊に振り分け精鋭数人を送り込み陥落させようではないか。」

 

俺「りょーかいっと!んじゃうちはヒーローをやりに行くよう数人に指示だすわ!」

 

そして俺は隊の5名を選出しヒーローの本城へと襲撃を命じた。

 

隊員A「隊長!あいつやばいです!」

 

俺「え?なにがあった?」

 

隊員B「ヒーロー夜中の動きも半端なくて要塞起きたら壊されてました!」

 

俺「5人で当たりに行って要塞壊されるって相当だな…」

 

隊員A「免バリも絶妙に上手くて全然進めなくて…防守3枚置いても全抜きされて…」

 

俺「ヒーローが本城に付きっきりなってるから前線はかなり楽にはなったけどやっぱ陥落させて向こうの戦意を下げないとなー仕方ない俺も行こう。」

 

隊員B「やった!蹂躙隊長が来てくれれば勝ち確だ!」

 

この時俺はこの先の事も考えていた。

他州侵攻には更に同盟の強化が必要だ。アクティブ者はもちろん、1人で数人を相手に出来る猛者は特に大事だ。

ヒーロー…1人でうちの隊員5人と互角にやり合う人物か…いいじゃないか。

 

俺がヒーロー本城の戦場へ行くと隊員達が無理のない包囲を行っていた。

 

俺「包囲ご苦労さま。アソコの防守には俺が突っ込むから取れたら周囲をひっくり返しながら防守を前に押し込んでいこうか。」

 

隊員A「はい!了解です!しかし全員で突撃しないのは何故ですか?」

 

俺「ヒーローは5人に囲まれてもチャットで文句も言わずに楽しんでるんだぜ?だったらこっちも一騎打ちで楽しむのもありだろ?」

 

隊員B「たしかに敵ですがものすごく上手いですし楽しんでる感はありますね。でも向こうが一騎打ちに乗ってくるでしょうか?」

 

俺「そりゃ説得すりゃいいだろ?手紙が送れるんだからな!ついでに言えばヒーローをこっちに引き込みたいから話してみたいってのもあるしな!」

 

隊員A「おお!たしかに敵としては厄介ですが味方になったら心強いかも!さすが隊長考えてますね!」

 

俺「もちろん引き込めたらうちの隊で動いてもらうつもりだぜ!それじゃちょっとヒーローと話してみるわ。」

 

俺「ヒーローさん戦場では何度も戦ってるがこーして話すのは初めましてだな。俺が貴方の城を包囲している部隊を率いている蹂躙部隊隊長だ。既に包囲で感じ取っていると思うが貴方と話してみたくてな。」

 

ヒーロー「蹂躙部隊…そんなのに目をつけられてたのか…今回私は陥落するでしょう。ですがいい経験にはなってますよ。こんな状況でも楽しめている自分がいますしね。」

 

俺「やはり楽しんでたか。1つ提案があるんだが、作戦上貴方を陥落させることは決定している。だが俺はこの先の戦いにヒーローに隣で槍を奮って欲しいと思っている。今回の戦争はうちらが勝つのは貴方ももう理解しているだろう?今いる同盟に義理や信頼がある訳でもないだろう?うちらは天下を取りに行く。その為には貴方のような猛者の力が必要なんだ!」

 

ヒーロー「私の力が…必要とされるのか?確かに今の同盟はたまたま入っただけでしがらみは何も無いが戦争中に裏切るのは…」

 

俺「その気持ちは分かっている。だがこちらの掴んでいる情報ではそちらの幹部陣は新しいサーバーにまとまって逃げようとしているらしいぞ?」

 

ヒーロー「な!?だから何も指示が来ないのか…どうやら入る同盟を間違えていたみたいですね…」

 

俺「ヒーローさん貴方もうちの蹂躙部隊の一員として天下めざそうぜ!」

 

ヒーロー「わかりました。戦争が終わり次第そちらに合流しましょう。」

 

俺「よし!そんじゃ先の事も決まったし一騎打ちしようか!土地はこれ以上は奪わないよう通達するから安心して陥落してくれ!」

 

ヒーロー「ふぅーこの指揮の違いが部隊の強さなのでしょうね。土地の件ありがとうございます。精一杯陥落まで戦わせて貰いますね!」

 

ヒーロー「…………蹂躙部隊隊長、部隊の統率指揮もだが個人としてもやはり猛者か…この人の元でなら更に楽しめるかな。」

 

こうして約束通りヒーローの土地は奪わずに陥落させることに俺は成功した。

ヒーロー筆頭に猛者を連続で陥落させられた敵は幹部陣集団サーバー逃亡と言う終戦をさせずにインしない状況になりA同盟は空中分解してしまった。

その為残されたもの達の怒りは去ったもの達へと向かいそのほとんどがうちへ合流する事になった。

 

それを取りまとめていたのはやはりヒーローさんであった。俺やうちの同盟が何を目指しているか残ったものたちに説明をしてくれたためにスムーズに吸収合併が進んだのであった。

 

俺「さぁて次はいよいよ揚州だなぁー副隊長みたいな猛者がまた新しい仲間になってくれるといんだけどな!」

 

ヒーロー「新参の私が副隊長とかほんとに良かったんですか?」

 

俺「いんだよ!部隊のことは任されてるし、指揮官でもあるから全体を見てる時に部隊を安心して任せられるのはヒーローさんしかいないって!それに他の隊員達も戦ったからこそ納得してるしな!」

 

ヒーロー「みなさんが納得されてるならいいですが…まぁ猛者見つけたらちゃんと私にも分けてくださいよ?」

 

俺「わかってるって!独り占めしてる余裕とか多分無いし!でも一騎打ちまた出来る状況あったらするかもよ?」

 

ヒーロー「やれやれ…それで新たな仲間が増えるなら…まぁ私が実際そうですし。きっといますよ純粋に戦争を楽しめる人がね。」

 

俺「だな!戦争に勝ってまた新しい仲間ふやすぜ!」

 

そして俺たちは戦いながらわかり合いまだ見ぬ新しい仲間を求めに戦争を求めて行った……

 

全ては天下をとるために!!