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新たな、そして続く出会いを

#46@風の隨に(@8EdVPhvsNto4CHE)

[新たな、そして続く出会いを]

 

私はこのゲームを徐州でスタートした。しかし、州内統一戦争で他の同盟に負けて1シーズン目はあえなく終わった。

 

あれから7季経ち、様々な同盟を渡り歩き、新たにお世話になる同盟を戦備区で探していた。そんな彷徨う私に「一緒にやりませんか?」と誘いの声が掛かった。誘ってくれた人は全体チャットでよく見かけていた人で、そんな方に誘ってもらい、とても嬉しかった記憶がある。

 

入れてもらった同盟は1シーズン目に敗れた同盟と同じ名前だった。全く別の同盟ではあったが、何とも言えない縁を感じた。その同盟はとことん大三国志を楽しみ尽くす人たちの集まりだった。

 

新たな同盟で迎えた8シーズン目、私はお世話になる以上、同盟に貢献したいという強い思いをもって臨んだ。しかし、組み合わせの運悪く、自州に攻め込まれて初陥落を経験した。所属同盟も、諦めたくなるような圧倒的不利な状況に追い詰められた。「今季もダメか。」と、そう思える状況にもかかわらず、手紙で「一斉に謀反しよう!」「ここに防衛の要塞群作るよー!」とか戦歴載せて助言し合い、喜び合う同盟チャットに目を疑った。相手から降伏勧告が来ても「降伏するくらいなら陥落を選ぶ。」という方がたくさんいた。私にはこんな目もあてられない状況ですら楽しんでるようにしか見えなかった。

 

そんな同盟のメンバーを見ていて、私は新たな気づきを得ることができた。「大三国志を楽しむ」ということがどういうことか、やっと理解できた。誰もが勝者になりたいが、誰もが勝者になれる訳ではない。もし勝つことを楽しみにしてしまうと楽しみは100か0かしかない。当たり前のように100を目指していた私に、メンバーは真剣勝負ができること、戦争ができることこそ「楽しみ」なんだと教えてくれたように思う。

 

さらに、盟主はよく言う。「我々は紳士淑女の集まりでありたい。」と。卑怯な手を使うことなく、他の同盟や在野の方に迷惑をかけることなく、正々堂々と戦争をする。遺恨を残すことなく、より多くの方がより多様な楽しみ方をする上で大切な考えだと私は思う。だから、私は決して紳士ではないが、盟主の方針にはとても賛同している。他のメンバーもきっと同じように思っているのだろう。

 

と言うのも、戦争になると普段チャットで見ない方が戦歴をあげたり、会話に入ってきたりする。どんなに逆境でも、同じ考えをもつ仲間同士助け合い、力を合わせて戦うことを楽しみにするメンバーには、画面には映らない強い繋がりを感じてならない。

 

今まで、居候という立場で様々な同盟にお世話になり、いろいろな方とのコミュニケーションを、何より戦争を楽しんできた。しかし、流れ流れる居候生活はもう終わりを迎えていると確信している。なぜなら、私の居場所は確かにこの同盟にあるからだ。きっとこれからも変わらず、ここなんだと思う。