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初めての戦い 初めての仲間

あかやあかしや @akayaakashi

「報告です!青州と繋ぐ関所のすぐ向こう側に、半端ない要塞群を発見!青州一の大同盟がこの州に進出しようとしている様子!」

「緊急事態!緊急事態です!」

あれは、大三国志を始めたての頃。S1で親切にスタダの仕方を教えてくれる人の同盟に入って、少しずつ土地が取れてきて、やっと少し楽しさを感じてきた頃でした。

いきなりピリピリとした空気に少し戸惑いを感じてた私に、盟主や幹部は状況を説明してくれました。

なるほど、州を跨いで勢力を拡大出来る仕様はとても面白いが、進出した州で城を取ったり、新たな軍勢を取り込んだりする必要があります。元からその州にいて勢力を拡大しようと頑張ってきた同盟にとって、他の州からの進軍はあまり面白くないこと。戦いは免れない。

青州一強いと言われるあの同盟はかなり戦力が高く、青州を統一しただけのことがあるという。それに対して、私たちのいる州は同盟三つしかなく、自分のいる十数人しかいないこの小さな同盟は二番目に大きい同盟でした。戦力の差は歴然。いや、むしろこちらは圧倒的不利です。一旦関所を破られると、潰されるのがオチでしょう。なのでここでは、出来る限りその関所を死守したい。

自分はまだスタダ途中で、まさかいきなりこんな臨戦態勢に引き込まれるとは。戸惑いもあるが、正直ワクワクもありました。どれほどの相手なのか、強い相手にどう戦うのか、同盟の皆でどう連携を取るのか……考えたらなんだかたのしくなりました。

そこで、州内の三つの同盟で話し合ってみたら、そのうち一つはスタダに専念するため参加しないということで、残った二つの同盟は、強い方は正面戦場での対抗担当、自分のいる同盟は臨機応変に補佐することになりました。

臨機応変ということは、戦いの情勢を読む力、仲間の皆で連携をとる力、機動力が大事になってきます。そこで、うちの盟主は見事な指揮力を発揮しました。

 

まずは関所付近に足場を作り、出来るだけ要塞を立て、皆の力に合わせて前線に送る部隊の種類を教えてくれました。激しい攻防戦が予想されるので、素早く動けるオセロ部隊が必要です。免バリを利用して敵の足止めをする。また、敵のリズムを崩そうとして、撹乱戦法を取る。的確に出された指揮を実行したり、皆で連携プレイを取ったり、活発に部隊を動かしながらもコミュニケーションを怠らない。そこで私は、初めて、ああ、この人たち、本当に仲間なんだなあって思いました。仲間と一緒に戦うことはこんなに楽しいんだなあって。

結局は圧倒的な戦力差に敵わず、関所は破られ、私たちの負けになりましたが、皆悔いはないって言い合うぐらい本当によく頑張りました。私たちの連携プレイは確実に効果がありました。少なくとも敵同盟は一回の攻撃で関所付近の防御線を突破しようとしたのが、最終的には3回目でやっと私たちを抜きました。私たちの戦術や戦いぶりは敵同盟の盟主からも感心されました。

これが私の大三国志史上、初めての戦いであり、初めて仲間との絆を感じた出来事でした。

共に戦う楽しさを教えてくれた素敵な仲間たちに、心を込めて、一言を言わせてもらいたい。