夏に入りかけの蒸し蒸しした日だったと思う。
たまたま見た舞台の三国志の人物名が覚えられなくて、ゲームでもやれば覚えられるかと思い、軽い気持ちで大三国志をDLした。
右も左もわからなかったけど、幸い、気の良い世話好きの指揮官と、ぽやっとした盟主、騒がしい副盟主と楽しく十日ほど楽しんで、基本的なやり方を学び城6ぐらいになったところで、同州戦争になった。
ボロックソに負けて、次々と居なくなっていく仲間を見送りながら、ちゃんと強くなりたいってレベル30位しかない部隊を眺めながら思った。
何もわかってなかったんだと悔しかった。
それから、同盟が強すぎると袋叩きにあい、弱すぎると殲滅の憂き目にあう。
敵が仲間になり、仲間が敵になって、何度も転生を繰り返すように、大三国志の世界で、創生と終焉を繰り返す。
たかがゲームなのに裏切りに本気で悲しみ、スパイを憎み、時にはがらりと主張を変えて、義勇軍に姿を変える。
一人で他軍にわたることもあれば、一矢報いるために一人在野で二ヶ月耐えたり、けどその中で信頼する仲間と一緒に、思いを達する瞬間がくることがある。それがこの、繰り返される大三国志の世界そのものの醍醐味だと思った。
わたしが思うこのゲームの楽しみは、この繰り返される、人の思惑の先、予想のできない終末にあるんだと思う。
悲しく虚しいだけのシーズンもある、それでも、一緒に次もやろうと仲間に言われれば、ついまたその気になる。
知らない同盟の中に飛び込んで、知らない面々を眺めながら、今度はこの世界はどう収束してゆくのか、それこそが面白い。
ただひとつ、残念に思うのは、楽しく戦争やって、かわいいっぽい仲間の女子のうわさ話しして、スマホ眺めつつ、酒飲みながら気の良い仲間と戦歴みながらチャットしてる時に、
「昨日から金●ずっと殴られてるみたいに痛い」って言われても、ちょっと困る。
いや痛いんだろうけど。
だって、わたし●玉ないんすよね。
わかんないんすよね、いまいち。
そう思いながらこれ書いてる季節は冬。
大三国志始めて二回目の冬です。