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流浪軍と死神と天使

みゅんたんしゃまとネコパンチ(@myuntansyama)

挫折は突然訪れた......

荊州で農民生活を続ける事半年。縁あって今の仲間たちと出会い、鍬を手に一斉蜂起。各地を転戦しては連戦連勝をしていた自分達は、この仲間たちとなら負ける気もしない!…と思っていた。

故郷の荊州に戻り、また戦争!ここで、大きな壁にぶつかってしまう。王者として周りから狙われる立場という事ではない。完全に力負けしていた。
劣勢に追い込まれ、日が経つにつれ戦局は悪くなっていった。打開案がなくなり、誰もが希望を失った同盟は流浪軍になる事を決意し最後の足掻きをすることに、そして自分も流浪軍になった。その瞬間…

「死にますよ!」

黒い衣装を身にまとい鎌を持っている少女が突然目の前に現れた。他の人には見えないらしい。彼女は死神なの...か?

話を聞くと、流浪軍として生きるのは難易度が高いとの事。十分な知識と準備が無いのに流浪軍になっても満足に動けず、生き残るのは難しいとのこと。そういうのは早く言ってよ〜......とはいえ、流浪軍になってしまったものは仕方ない。先に流浪軍になった仲間達と揚州で合流し、徐州で再度戦いに挑む!

初めは優勢だった!…が、死神が言ったように準備不足と数の差で押され敗戦…。資源も枯渇したために徴兵も出来ない。このまま戦っても絶対に勝てない。そう思った自分はしばらくの間、并州の安全地帯に身を隠し、自強に努める事を決意する。その間、仲間たちとの情報も集めていたが…死神は并州について来る。

「死にますよ!」

話を聞くと、流浪軍になると資源収入が少ないから、流浪軍になった後に自強するのは至難の技で、普通は流浪軍になる前に済ませなければ生き残るのは難しいとのこと。そういうのは早く言ってよ〜.…...とはいえ、なってしまったものは仕方ない。どのみち、今のままで再度戦っても先の戦いの二の舞になるだけ。構わず自強に努めた。

そして、なんとか戦えるだけの力と資源が貯まったところで、仲間から次の目標が告げられた。狙うは涼州!隣の並州にいた自分の居場所が足場に丁度良かったので、自分は仲間達との再会を喜んだ!…が、それにより自分の居場所が相手に分かってしまい、并州を脱出する事を余儀なくされた…。とはいえ、涼州に再流浪すればいいだけだから、涼州に移転したわけだが…死神は涼州にもついて来る。

「死にますよ!」

話を聞くと、いくら流浪軍の数が増えたといっても部隊運用の数で劣っているし、相手は自分達の倍以上の部隊を自強しているから生き残るのは難しい…と言うか、そもそも流浪軍は勧めないと。そういうのは早く言ってよ〜.…...とはいえ、もはや流浪軍に安住の地は無い状況!乾坤一擲の戦いをするしかない状況だった。

流浪軍同士うまく連携をとり、一時は涼州府の強奪に成功!流浪軍だってやればできるんだ。ついに一矢報いたぞと喜んだのも束の間、先に戦った国家が援軍に駆けつけ、自分達流浪軍を一掃。涼州を追いやられてしまった…。

全力を出し尽くして敗北した自分たちは失意の中、この広大な大地の何処に向かうのか…...いっその事、死神に煮るなり焼くなり好きにしてくれと思った瞬間、白い衣装を見に纏った大人っぽい女性が自分を連れ去っていった。たどり着いた先は…戦備区?そこには死神(?)の姿も無い…

話を聞くと、ここは争いが無くユーザー同士が合流出来る平和な世界との事。とはいえ、自分の大三国志熱が燃え尽きる寸前で助けてくれた彼女は天使なのか?お礼をしようとすると…

「そなたの報酬は割拠5回じゃ」

20回引けるはずのシーズンガチャの4分の3を強奪されていた(シーズン報酬が20回引けると思ったのはただの無知でした)。そしてここで何をするのか?次は何をすればいいのか?どうすれば強くなれるかを聞こうとすると…

「知らん!自分で考えろ!!」

と一喝されて去っていった…。

天使と呼ぶにはあまりにもスパルタだ.......。平和も良いけど、しんどい状況に現れるあのいろいろ教えてくれたお人好しで未熟な(?)死神が恋しくなっている自分がいる。

「死にますよ!」

あの言葉がまた聴けるように次のシーズンの戦乱に身を委ねよう…。