私の大三国志デビューは激動の毎日でした。始めたきかっけはYouTuberの案件動画。プレイ画面を見て若干興味を持った私は、開いて2日しか経っていない新鯖で始めることにしました。選択州は益州。
この手のゲームをプレイするのは初めてでしたが、チャットなどのやりとりをするのは好きだったため、わからないことは先輩方に質問しまくりました。（今考えれば結構鬱陶しかったかも...笑）
私が入った同盟は日常会話なども頻繁に行われており、同盟の仲間との会話も含め、毎日INするのを楽しみにプレイしていましたが、開始から2週間で事件が起こりました。
なんと昼間に盟主が襲われ、陥落してしまったのです。大三国志をプレイして２週間目で陥落デビュー。戦争の原因は過去鯖の復讐とのこと。
「うわぁ....めんどくせぇ〜。」
これが当時の正直な感想です。過去鯖のことを知らない私からすればいい迷惑で、昔のことを引きずるんじゃないよって感じでした。
誤解などもあったようで一応その場は幹部の話合いで停戦しましたが、なんともお互いにピリピリした空気が漂ったままシーズンが進みます。
少し時が進んで更に２週間ほどたった頃、また事件が起こります。ピリピリした空気感がついに限界を迎え再度戦争することとなったのです。
しかも今回は１対１ではありません。全州7位だった私達に荊州の2位同盟が、全州3位だった敵同盟に青州の1位同盟がつき、代理戦争も合わせて起こりました。
大同盟に巻き込まれ、明らかに力不足の私達は日に日に追い込まれます。更に強力してくれてた2位同盟の主力が過去鯖のS3開幕に合わせて大量離脱するという激アツハプニングでほぼ崩壊。奮闘するものの、私達は2度目の陥落を迎えるのでした。（２週間ぶり2回目の陥落）
2回目の陥落で仲間のモチベーションはかなり低下。もちろん嫌になってしまって辞めてしまう人もいました。しかし私はこの2度目の陥落でより大三国志にハマります。命をかけてはいないとはいえ、戦争中の劣勢の中で奮闘する人や士気が落ちる人、そんな状況を打開するため鼓舞する幹部。空気に耐えきれずに離反する人達など三者三様の様子に他のゲームでは味わえないリアルさを感じたのです。
NPC相手では絶対に起こらない。一人一人がちゃんと生きていて、感情を持っているがゆえに起こる変化ほど面白く、奥深いものはありません。
2度目の敗戦を受け、相手から出された降伏条件は同盟の解体。更に成員は受け入れるが盟主、副盟主は引退させろとの非常に厳しいものでした。私達の盟主と副盟主は「私達は引退するから、みんな一緒に楽しんでおいで」と私達に移籍を促します。
素敵な仲間と巡り合わせてくれた上、最後まで漢らしい二人と別れてしまうのが辛かった私達は幹部だった人やアクティブな成員と一緒に敵同盟の盟主に二人も共に移籍させてもらえないかと説得を始めました。
はじめは突っぱねられましたが、度重なる説得の甲斐あって「そこまで成員を惹きつける人間を引退させるのは勿体ない。」と、2人の移籍を認めてもらうことに成功します。
受け入れてくれた敵盟主も器の大きい方だったなと思います。
完全に合流してからは散々罵り合った仲と言いますか、腹の底を全部さらけ出して殴り合ったのもあったからか、清々しく共闘でき、3州府を獲得。全州2位でシーズンを終えることとなりました。
開始早々2回の陥落を経験したデビュー鯖となりましたが、波乱万丈のスタートを切れたおかげで今でもこうして楽しむことができています。
たまたま出会えた当時の盟主と幹部、仲間の皆、引退させることなく受け入れてくれた敵同盟の皆さん本当にありがとう。
のちの鯖で当時の仲間と一緒に13州府を制覇したのはまた別のお話。
