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陽動部隊の恐怖

オリヴィエ@大三国志(@VLO2NxfeG2M9JI3)

私が今までの戦争で一番影響を受けたのは今ではどこの同盟でも行っているし、現在私のいる同盟でも当たり前に行われている300隊を使った戦術との出会いです。

当時はS2、雍州での覇権をかけての戦争が起こった時のことでした。私たちは益州の序列4位、相手は並州の序列2位。順位は上でしたが、人数はお互い200名程度と、互角の状況。

ほぼ同時に関所を突破した両同盟は天水付近で衝突しました。私達の同盟の特徴は猪突猛進。一点にポイントを絞りガンガン進んでいく戦術を得意としています。

この戦術の利点は、一点に集中して正面からぶつかる上、どんどん進軍できれば敵は攻める隙がないので心を折りやすいというものでした。

今回も迷わず敵のコロニーに向かってまっすぐ進もうとした時、初めての経験をします。なんと、敵と隣接しているマスに常に敵の矢印が出ているのです。その数は凄まじいもので画面が真っ赤になっていました。

今までは同数の主力がいる同盟と戦ってきたことしかなかった私たちは、相手の夥しい数の矢印に、その矢印の数だけ主力を相手が用意していると勘違いし、慌てて全てのマスに防守を配置します。

しかし相手の部隊はほとんどが未徴兵のオセロ部隊や、偵察用の騎兵だったのです。その中で一番防守の薄そうなところに主力を混ぜて突撃してきます。その間にもいたるところに敵の矢印がで続けているため、私たちの同盟は大混乱。前戦の統率を失ったところを一気に押し込まれました。

体勢を立て直そうにも常に敵の部隊が飛んできて、放っておくとどんどん攻められてしまうため、油断はできません。今までの脳筋突撃作戦が一切通じない相手に私たちは焦りを覚えましたが、しかしそれをチャンスだとも捉えました。

幸い、武闘派が揃っている私たちは劣勢でも士気が落ちることがないため、逆にこの戦略を取り入れてやろうという話になり、前戦から大きく下がって布陣。今度は敵に対してこちらのダミー部隊を大量に投げ、青い矢印で画面を埋め尽くしながら一点にポイントを決め、得意の一点突破を行いました。

進化した戦術で明らかに敵の攻撃が減ったのを確認し、手ごたえを感じた私たちは一気に攻め上がります。

敵のメインコロニーを一晩で破壊したことで相手から降伏を告げられ、勝利することができました。

この戦争を通して新たな要素を取り入れつつ、同盟の強みを更に磨き上げることができたことで、単純な部隊の強さだけで戦争に勝てるわけではないことを教わりました。

見たこともない戦術に出会うことは自分たちが成長するチャンスでもあります。私たちはこれからも戦争に明け暮れる毎日を送るでしょう。

まだ見ぬ戦術を求めて。