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疲労をも飛ばす充実感

ミカン(@bfk8HzTUcN6zMC2)

戦争は勝てば自軍の勢力範囲を拡大させ、新たな城を得る最大のチャンスである一方で、負ければ同盟の存続すら危うくなるというリスクを伴う。

まさに、生きるか死ぬかの戦いが三国志から1800年以上経ったこの時代においてスマホのなかで行われている。このスリリングさと領土拡大への野望が私をかきたてるのだ。

 

私はこれまで色々な戦争を経験してきたが、中でもシーズン1の戦争が最も印象に強く残っている。

シーズンが始まり、先ず戦わなければならない相手は自州の競合同盟である。しかし自州で争ってしまうと、部隊の育成や勢力値の拡大が他州に大きく遅れてしまうのだ。

そこで、自州同士で争いを防ぐために外交交渉によって友好的に共闘していくことが決まった。友好とは言っても、たかが口約束。ましてや戦国の世では、いつ裏切られてもおかしくない状況である。

州内での外交を終えた後は、裏切りを受けた時に備え、今度は隣の州の同盟と交渉を始める。途中で終わって見れば小規模といえる戦争をいくつか経験した後、気づけばクライマックスを迎えた。

 

この頃には南北で大連合ができており、最後の洛陽をかけた戦いが始まる。中華全土を巻き込んだ大戦は、これまでの戦争を忘れさせるほど規模であり、過酷である。中には睡眠を削り、戦闘に尽力する者もいて、戦争は昼夜を通して行われる。敵のやり方に納得ができず、気分を悪くする人もいるかもしれない。

 しかし、そんな人でも対人の戦闘は楽しいはず。さらには終盤ということもあり、相手のレベルもかなり高い。対人戦の戦いはとても興奮し、中毒的になってしまう。

私は敵軍の編成によくあるテンプレート部隊をどうにか倒そうと試行錯誤を繰り返した。

 戦歴を見て、自分の編成や戦法の課題を見いだし、あれやこれやとやるのは、私にとって最も楽しい時でもあるのだ。自分で考えることに行き詰まった時は同盟の仲間に意見を頂戴すると、自分には思い付かなかった意見が聞けて、更に楽しさが増した。

 

 戦争中の同盟内の雰囲気は、戦略の指示が出ているものの、基本的に和やかなムードで行われた。戦争前までは会話も所々だったが、戦争が始まると、活気がつき、団結力が生まれたように思う。最終戦争の結果は敗北となってしまったが、ここまで来ると結果のことは大して気にならない。もちろん勝つに越したことはないが、それよりも、仲間と共に戦っている時の充実感は、結果以上に嬉しいものであり、もう一度一緒に戦いたいと思わせてくれるのだ。