『どこにでもある大三国志のひとコマ』
「いくらランカーと言えど、こんな時間に夜襲をかければ楽勝よ」
「まぁね、それが僕らの存在意義ですから」
「さて、今日もいつも通り、夜に輝こうか」
「今日はちゃんと働いてね隊長」
「もう少しで主城だな」
「分城潰しとく?可哀想かな?」
「...あれ?矢印出てない?」
「え?」
「え?」
「うそ!まだ朝になってないのに...ヤバいヤバいヤバい!」
「起きてきたーーーーー!!!」
「なんで今日に限って...」
「うわ、防守掛けてきてるじゃん」
「この防守は抜けないんじゃ...回り込む?」
「守ってるだけなら避ければいーよ」
「いや、攻めてきたね...あー、やられた!つえー!」
「えっ、なに免バリうま!いつの間にそんなこと出来るようになったの」
「慣れた」
「いや、ほとんど初陣じゃないの」
「さっきから戦ってるし、慣れたわよ」
「今成長中!?どんなポテンシャルだよ...」
「はいはい、隊長はいい加減、仕事する!」
「俺もやられました」
「5対1でも厳しいのか...ハンパないな」
「いや、だって部隊真っ赤じゃん!俺もやられた」
「でも、体力には限界あるから、なんとか免バリしてあと防守は避けて...」
「分城到達」
「マジか!いつの間に!どんだけ出来る子なの!」
「隊長、そろそろ働いてもいいよ?怒るよ?」
「任しとけ!あと怒んないで!」
「やったー!分城落とした!あとは主城!」
「よっし!」
「主城はさすがに...」
「俺もう兵残ってないよ」
「俺もー」
「攻城値あるならまだ何とかなるから、要塞で少しずつ徴兵しかないね」
「ごめん、俺仕事」
「いつもながら早いね、市場だっけ」
「うん、仕入れがねー。お疲れ様、みんな頑張って」
「おつかれー」
「お疲れ様でした」
「お疲れ様ー」
「おつかれさま」
「あっ、俺もそろそろ」
「そっか、おつかれさま!」
「お疲れ様でした」
「おつかれー」
「僕も学校あるので、そろそろです」
「そっか、頑張ってね。お疲れ様」
「おつかれー」
「我が分隊のタイムリミットが迫っております」
「2人は厳しいよ。引き上げる?」
「そうだね、十分な戦果出せたでしょ」
「隊長以外の頑張りが凄かったね。あと途中少し落ちてたでしょ」
「...何の話?」
「怒るよ」
「ごめんなさい!」
「でもやっぱりみんなこの戦いで上手くなったね」
「そういう意味では、ランカーさんに感謝だね」
「ねー、ほんと強かったけど、戦ってよかったよ。すごく勉強になった」
「それじゃ、また今夜。今日寝てないから、頑張れるかわかんないけど」
「...寝てたじゃん」
「言わないで!」
「はいはい。じゃ、隊長お疲れ様」
「あーい、おつかれー」
「私も仕事あるから」
「うん、じゃ、また」
「また」