「大三国志をやめたら結婚してあげる。」と強烈なカウンターを決められたのはつい先日。
大三国志が大好きな私と裏腹に、彼女は大三国志が大っ嫌いでした。
彼女が一番初めに大三国志をやめろと言ったのは2季の時です。
当時ゲーム内で攻められまくられ
私があまりにも辛そうにプレイしているのを見て、「やめてほしい」と言ったのが始まりでした。
振り返ればそこから3季も、4季も、5季も、6季も
毎シーズン1度はやめさせる手立てを打ってきたように思います。
彼女・彼氏・旦那・嫁
数多くのプレイヤーがいる中で、伴侶が一緒にこのゲームを楽しんでくれる方なんて
果たしてどれだけいらっしゃるのでしょうか。
時には会社帰りの車の中で、
また時にはお風呂の中で
家族が寝静まったあと、家族が起きる前。
涙ぐましい努力を重ねながら、プレイヤーたちはこっそりと大三国志を楽しんでいるのです。
もちろん私だって、パートナーに大三国志を好きになってもらえる努力を欠かしたことはありません。
「大三国志をしたら、裏切りとかあって、いい社会勉強になるよ!」
「大三国志をしたらオフ会とかあって楽しいよ!」
しかしそれらは、彼女の琴線には全く触れなかったみたいでした。
私は昔からいつだってプレゼンが苦手なんです。
そんな中言われたが冒頭の一言。
大三国志を始めてからはや3年がたち、私も将来のことを真剣に考える年齢になっていました。
「大三国志をやめたら結婚してあげる」
というのは「私を取るか大三国志を取るかどっちなの?」と聞かれていることと大した違いはありません。
大三国志をやめさせる最後の切り札のような一言に私も思わず「その手があったか…」とつぶやいてしまったのでした……。
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その後どうなったか?
私は変わらず大三国志をしています。
どうやってその場を切り抜けたかというのは話すだけ野暮でしょう。
人の幸せなんて好んで聞きたい人は極々少数です。
全ては少しだけ残高の減った預金通帳が語るのみです。