あれはS2のこと…
S1は初心者のまま奇襲により同盟解体の憂き目にあい、まともに戦争に参加しない状況で終了した。
S2こそは戦争に参加し、戦争ゲームを楽しみたいと思い、少人数ながらも強くなりたい人達で構成された同盟に所属した。そんな頃の懐かしいお話…
涼州から並州へ援軍に向かい、成員の殆どが初めての戦争体験。
免を作る、土地を塗り替える、防守を置く。
どれもこれも初めてばかり。
コロニーを作るのも勿論初めて。
初めてのコロニーは完成前に壊滅…ここから我々の旅は始まった。
提供される足場にコロニーを作り進軍し、前線が拮抗すると敵の援軍が現れてコロニー壊滅。
場所を変え、幾度となく潰されるコロニー。
そしてその日はやってきた。
北東の山間部を抜けると敵同盟1のコロニー、北西には敵同盟2のコロニー。
一度に両方を相手取るのは難しい…
師より新たなる技の伝授がなされた。
自領の免が切れたら土地を破棄し、防守で守りつつ、破棄完了と共に着弾させることで免を作り直すこと。
さっそく一番弟子が山間部にて実践開始。
そもそも一番弟子の部隊が強いとこもあり、エンドレス免＆防守に敵同盟1の心が折れて静かになった。
私も北西部にて実践開始。
私の部隊は弱いので、地形を利用して免を多段構えとし、抜かれても抜き返せるように罠を準備した。
半日以上画面に張り付き、免の張り替えと多方面オセロ。常に部隊と自分の疲労との戦い。
寝て起きると2～3段抜かれているのでスタート地点まで土地を塗り替え、再び免を作る。
私が1人でここを抑えていれば、皆が他の方面を押してくれる！
そう思えばこそ、たった1人でも頑張れる。
1時間に1回の秒単位での集中。
何度でも免を作り続ける。
やがてパワー側の仲間をアシストして深夜～明け方に敵コロニーに奇襲をかけたが空振り。
空のコロニーを破壊し、その後前線は移動した。
免という無敵の壁を手に入れた我々は、少人数でも広範囲の戦線を維持することができるようになった。
師と仰ぐ人から部隊編成、レベリング、攻城etc…たくさんのことを学び、戦争中も常に新しいことを学び続け、我々は無限の成長を続けた。
最終的に25人程度の我々小同盟は5倍程の勢力に敗れてしまったが、それでも負けず嫌いを発揮しリベンジに燃えていた。
色々あって戦線離脱となってしまったが、敵の同盟からの数多の賞賛は、殴り合うことで分かり合う…それはまるで青春の1ページの様であった。
剣を筆に代えて、大三国志風雲物語を共に書こう
