主公の皆さま、こんにちは!
前回の「漢中の戦い」シーズン情報公開にて、新シーズンの概要についてご紹介いたしました。本日は、さらに踏み込み、シーズンの詳細についてご説明いたします。
【実際の地形における、山川の軍道】
夫れ、地形は兵の助けなり。敵を料りて勝を制し、険易・遠近を計るは、上将の道なり。
ーー『孫子兵法·地形編』より
かつて諸葛亮が北伐の際、秦嶺に沿って岩を穿ち木材を架けて桟道を築きました。曹操が張魯を征伐した時、陽平関の険しさを「天獄」と嘆じました。古の名将は用兵に際し、必ず山川の脈絡を観察し、地勢に応じて策を謀ります。これこそ「兵無常勢、水無常形」の真髄であります。
その「地の利を以て敵を制す」という古代戦争の体験を再現しようと、今シーズンでは行軍システムを一新しました。
・部隊の行軍は直線での移動ではなく、実際の地形に沿って通行可能な道を探すようになる
・山岳、水域、高地の崖、敵建築物、中立または敵対する埠頭、関所、守軍城及び城区は通行不可
・部隊移動中に在野、中立、敵対部隊と遭遇すると戦闘が発生する
・土地連接されていない場合でも、無主、中立、敵対の土地に直接移動して滞在可能になる。自同盟の土地は滞在部隊数に制限なし、その他の土地は最大5部隊まで滞在可能
・部隊の視野は2マスまでとなる。土地を占領すると領地の視野を獲得
・特殊建築物「鹿角」を建設可能。味方及び相互友好同盟以外の部隊が鹿角を通過する場合、強制的に滞在状態となる。土地を連接して解体させるか、その場で待機または撤退することしかできない
シーズン「漢中の戦い」の地図は歴史上の地形に基づいている。険しい山道もあれば、狭い峠道もあり、大河に阻まれることもあれば、広大な平原もある。主公の皆様には、地勢に応じて計画を立て、複雑な地形から適切な進路を見つける必要があります。

【高きに拠りて変を制す】
凡そ敵と戦うには、山林に居るも平陸に居るも、須らく高阜に居り、形勝を恃み、撃刺に順い、奔冲に便ならば、戦いて則ち勝つ。兵法に曰く:山上の戦いは高きを仰がず。
——『百戦奇略・山戦』
同じく漢末三国時代、黄忠は高所から勢いに乗って夏侯淵を討ち取り大勝を収めました。一方、馬謖は水を捨て山に登り、張郃に水路を断たれて陣形を乱し、大敗して逃げました。古代戦争では、高所は戦闘優位をもたらすが、準備不足だと逆に劣勢になることもあります。
今シーズン、このような山岳地帯での戦闘体験を再現するため、地図に特殊地形「高地」を追加しました。
・高地と平地の間には断崖が形成され、断崖を挟んだ領地は土地を連接できない。防御範囲も断崖を越えることができない
・高地には2つの斜面があり、斜面を通じて高地に登れる。それ以外は通行できない
・高地上の部隊は追加の視野範囲を獲得する
・高地上には建築物を建設できない
・高地近くにあっても、城郭と建築物の補給範囲は地形を越えることができない
・高地上の部隊が低地へ移動する際、「破竹」の効果を得て、士気ボーナスが付与される
・全ての斜面が在野・中立・敵軍勢に占領されると、高地上の部隊は「兵糧断ち」状態になり、士気が毎分低下する

定軍山の勢いは伏せた虎の如く、天蕩崖の険しさは翻る旗のよう。高所に登って勢いに乗り、俯攻めの鋭さを存分に発揮すると共に、水を断たれて山に閉じ込められる策謀にも警戒し、絶体絶命の状況に陥らないよう注意が必要です。戦場で地形の利を活用しつつ要所を押さえることで、百戦百勝を成し遂げられます。
【縦横捭闔、同盟と謀略】
捭闔とは、道の大いなる変化であり、説得の変化である。必ず予めその変化を審らかにせよ、吉凶これに係れり。
——『鬼谷子・捭闔』
蘇秦は六国の相印を佩びて合縦で秦に対抗し、張儀は連衡の策を献じて合縦を破り、范雎の「遠交近攻」の謀略は、国交の無常なる道を余すところなく示した。今シーズンでは、同盟間の外交関係もシーズンの情勢に深く影響します。
・同盟間は最初中立関係となる
・いずれか一方が敵対態度を設定した場合、双方は敵対関係となる
・友好態度を設定した場合、自軍の視野は相手と共有する
・双方とも友好態度を設定した場合のみ、友好関係となり、両軍遭遇しても戦闘が発生しない。相手の土地は攻撃不可で、視野も共有される

漢中は益州の喉元であり、今や諸侯による合縦連横の盤と化しました。数多の同盟は如何に盟友を選択し、密かに警戒すべきか、兵力配置と外交戦略を如何に組み合わせるかが、戦場の情勢に瞬く間に大きな変化をもたらします。
【シーズン決算および報酬】
今シーズン中、同盟が資源郡の郡城を占拠すると、征服報酬枠を獲得できます。
|
城郭占領 |
南鄭 |
下弁 |
西城 |
|
征服報酬枠 |
200 |
90 |
90 |
本同盟の征服報酬枠は、以下の割拠報酬獲得条件を満たしたプレイヤーに対し、同盟内の武勲順位に応じて順次配布され、報酬種別が征服に変更され、割拠召募報酬は征服召募報酬(20回)に置き換えられます。
|
報酬種別 |
シーズン決算時 同盟占領値順位 (シーズン中城主府Lv.8以上) |
報酬獲得条件 |
召募報酬 |
||
|
召募報酬 無料回数 |
SP召募報酬 無料回数 |
シーズン召募 |
|||
|
割拠 |
第1位 占領値≥450且つ南鄭占拠 |
盟主/副盟主 |
5 |
5 |
割拠召募(20回) |
|
官員 |
4 |
4 |
|||
|
成員 |
2 |
2 |
|||
|
上位2名 占領値≥250 |
盟主/副盟主 |
4 |
4 |
割拠召募(20回) |
|
|
官員 |
3 |
3 |
|||
|
成員 |
1 |
1 |
|||
|
上位3名 占領値≥100 |
盟主/副盟主 |
3 |
3 |
割拠召募(14回) |
|
|
官員 |
2 |
2 |
|||
|
成員 |
1 |
1 |
|||
|
上記未達成 且つ同盟占領値≥100 |
条件なし |
0 |
0 |
割拠召募報酬 10回 |
|
|
乱世 |
以上未達成 |
条件なし |
0 |
0 |
割拠召募(7回) |
序列が1位で南鄭を占領していない場合、序列は2位として計算されます。それ以降の同盟序列も順次繰り下がります。
同盟が以下の守軍城を占領すると占領値を獲得できます:
|
城郭占領 |
南鄭 |
その他の郡城 |
重鎮 |
|
占領値 |
150 |
75 |
25 |
流浪軍および桃源軍の決算ルールは、1月7日メンテナンス後より戦備区でご確認いただけます。
『率土之濱』はこれまで一貫して、より多彩な「古代の経営と戦争」ゲーム体験をお届けすることに努めてきました。漢中の天険、定軍山に響く梟の鳴き声──各位の殿は、この地にいかに兵を進め陣を布き、自身に最適な勝ち筋を見いだしていくのか。新シーズンにぜひご期待ください!
<漢中の戦い>シーズンのさらなる情報は、今後のコンテンツ予告で順次公開されます。
溥天の下、王土に非ざるは莫く。率土の濱、王臣に非ざるは莫し。
百家に縦横し、時代を満喫せよ!
(上記の内容については、ゲーム内に実装された更新内容を基準としてください。)
『率土之濱』運営チームより