読み上げ CV:西原翔吾

再生

「優しいアイデア」

みなき(@minaki_dq10) 2021-03-11

大三国志を始めて、2季目のこと。
所謂微課金と呼ばれる私の手持ち武将は潤沢とは呼べず、まだまだ土地を取るのにも苦労していたことを覚えている。

そんな中で大規模な戦争を追え、洛陽を手にするための模擬戦の準備期間が始まった。
模擬戦では分隊毎に行動することが決まっており、一人一人ができることをやり切らないと勝利は厳しかった。
しかし私の部隊数は少なく、部隊相談を同盟チャット等でしてもらい、部隊を決めても育成が全然追いつかないことを実感していた。
特に差を感じたのは練兵だった。土地を取る実力があまりないからと思いながらも練兵の経験値はかなり大きい。ついでに部隊育成中は資源面も頻繁に不足しがちなので屯田の意味でも大きい。

そして、模擬戦に備えて同盟で移転をすることになった。
移転先は資源地なので9土地も多々存在する。
私は迷った。自分が勝てないかもしれない9土地の側を希望していいのか。他の人に譲るべきではないのか。でも私も頑張りたい。
皆がここにする、あそこにする、と表明する中、勇気を出して言ってみる。
「9土地を取れる自信がないけれど、9土地の近くを取ってもいいかな」
きっとここで駄目だと言う人はいないだろうと、今になって思う。でも聞かずにはいられなかった。
もちろん!と皆が言ってくれる中、ある提案がチャットに流れた。
「取るの手伝うよ!」
どうやって?と思った。どうやって?と聞いた。
「自分が先に部隊を出して土地の部隊を削るよ。後から出す部隊をいくつか用意しておいて削りきってくれたら9土地取れるよ」
その手があったのか。自分一人で頑張らなくていいのか。
土地取りくらいは自分の部隊だけで頑張らなくてはならないと思っていた私には、目から鱗だった。

そうして、私は同盟の仲間の協力と共に念願の9土地を取ることができた。
その後、2季のゾンビ部隊と呼ばれる部隊編成に必要だった黄月英が縁あって手にすることができ、練兵で9土地は大活躍する。
洛陽決定の模擬戦の途中から部隊を組み換え、ゾンビ部隊を作ることができ、少しは役にたったと思えた。

私にとっては仲間の優しいアイデアをより強く感じ、それ以来私も誰かを手伝えるときは積極的に声をかけている。

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