読み上げ CV:西原翔吾
再生
メールで報われた気がした
戦争で負け、同盟はほぼ解散状態だった
ただ、残っている盟員が十数名いた
副盟主でサブ垢を持っていた私は、その同盟の盟主となっていた
何もやることのない日々だったが、毎日の挨拶と、他同盟に移り、洛陽を目指す模擬戦の動向を伝えることで、残った盟員たちにもゲーム内の状況を把握してもらい、少しでもゲームを楽しんでもらおうと、チャットは欠かさなかった
シーズン決算を迎える頃には、各盟員の行き先も手当てし、来季へ向けて困らないようにフォローもした
最終日の前日、その盟員の一人より手紙が来た
「最後に本当に良い盟主にめぐりあえました。ありがとうございました。
来季はどうなるかわかりませんが、またどこかでお会いできることを楽しみにしています」
それまでやってきたことが報われた気持ちになった。
いえいえ、こちらこそありがとう♪
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