読み上げ CV:西原翔吾

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神プレイとは

うんも 2021-04-13

  みなさんは神プレイをした事があるだろうか??

  神プレイとは難しく、知識を持っているとそれは神プレイでは無く、ただの必然なプレイになってしまう。

 

  ひとつ例を出してみると、関所前に分城を作り、武神巨像と沙盤陣図のレベルを上げてそこで防守すると、かなり有利に戦える。

  この様な戦法はプレイヤーに知識があればただの必然なプレイになってしまうが、この戦法を知らなかった人が見ると神プレイに見える。

 

  何が言いたいのかと言うと、神プレイとは知識をつければつけるほど、必然なプレイになってしまい、神プレイと思えることが少なくなってしまうのだ。

 

  しかし、そんな知識をつけたプレイヤーでも、偶然な神プレイをすることはできる。

  今日はそんな偶然起こった神プレイを紹介しよう。

 

  これは、普段22時から攻城していたが、今日に限り21時に攻城した日のことだった。

 

  『天下報酬の期限が近いため、今日の攻城は21時とします』

 

  こんなメールが太陽もまだ昇っていない時間に盟員一同に届いた。

  私は、別段21時でも22時でもリアルが忙しくなかったため、何の問題視もしていなかった。寧ろ、寝落ち常習犯の私は、21時の方が有難いと感じていた。

 

  普段通り、徴兵時間・体力に注意しながらレベリングに勤しんでいたら、同盟チャットでは攻城に参加出来ない盟員のチャットが流れていた。

 

  「その時間はまだ仕事なので攻城に参加出来ません」

 

  「飲み会あるから参加出来んかも」

 

  「行けたら行く」

 

  様々な理由で不参加を表明していた。勿論リアルが優先。誰もが仕事頑張ってね。とか、飲み会楽しんでおいで。など、暖かいチャットが流れていた。

  最後の行けたら行くに、みんな思う所があると思うが、ここではあまり突っ込まないでおこう。

 

  そんなこんなで、いつもより不参加の多いチャットに危機感を覚えたのか、メールの送り主が参加人数の確認を始めた。

 

  結果は、ギリギリ攻城出来そうな人数が揃っていたため、21時決行でまとまった。

 

  そしていよいよ攻城時間。攻城参加盟員達の部隊が一斉に動き出した。

  守軍を難なく突破、攻城部隊も一斉に動き出し、私の画面を綺麗な青い花火で染め、耐久値を勢い良く減らしていった。

 

  〜20分経過〜

  「体力無くなりました」

 

  「私も体力が無くなりました。後は頑張って!」

 

  〜30分経過〜

  「あと少しです。頑張りましょう」

 

  30分経過した頃には、盟員のほとんどの人が体力が無くなり、部隊を動かせない事態に陥っていた。

  しかし、城の耐久値は残り5000。城から少し離れて要塞を建てた盟員は、あと2、3回出陣出来る筈だが、かなり厳しい戦いとなっていた。

  そんな中、盟員の要塞を確認すると、3人程参加出来ると朝に言っていた盟員の部隊が全く動いていないのを確認した。

  勿論前途でも言った通り、リアルが優先。別段咎めるつもりもない。

 

  〜40分経過〜

  「あと2000!!  頑張れ〜」

 

  盟員の応援も虚しく、攻城値2000を切った辺りで、城に向かう部隊が居なくなった。

  盟員の間でも、『今日は失敗かな』っと言う空気が流れていた。

  そんな雰囲気を感じ取ったのか、盟主から

 

  『今日は人数が少なく失敗しましたが、明日また再挑戦します。みなさんよろしくお願いします。明日の挑戦は、今日の失敗を踏まえて22時から攻城します。天下報酬は貰えませんでしたが、気持ちを切り替えて行きましょう』

 

  盟主からのメールもあったが、やはり目の前に攻城値残り2000の城があると、悔しさが湧いてくる。

  悔しさがあるが、体力も無く、どうする事も出来ない。

  盟員達の部隊が、そんな悔しさを引きながら、自分達の城に戻って行った。

 

  その時だった。

 

  今まで全く動いていなかった要塞から城に目掛けて部隊が動き出したのだ。

 

  その盟員は、同盟チャットで一言

  『俺に任せろ』

 

  これほど頼りになる俺に任せろを聞いたことがあるだろうか?

  結果は、その盟員のお陰で無事、攻城する事が出来た。盟員達は彼に称賛の声をかけるが、そこで1つの疑問にぶち当たった。

 

  もし、彼が時間通りに参加していれば、何事も無く普段通りの攻城で終わっており、彼に称賛の声をかける者は居なかっただろう。

 

  彼が称賛された理由は2つ。

 

  1つは、彼が遅れて登場した事。

 

  2つ目に、彼が問題を解決した事。

 

  この2つが『偶然』重なる事で、神プレイが生まれたのだ。

 

  この事から、偶然の神プレイは誰にでもチャンスはあるのだと思う。

 

  今回、彼は偶然神プレイをする事が出来たが、これを狙ってしようとしては行けない。最悪、攻城に参加しない人。っと言うレッテルを貼られてしまう。

 

  ただ、リアルでどうしようもない時、この2つを守ればもしかしたら、咎められることも無く問題を解決出来るかもしれない。

 

  それを実行するもしないもあなた次第です。

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