全シーズン武将「楽進」が間もなく登場します。「鉄は熱いうちに打て」という諺の通り、早速、楽進に関する部隊編成を一緒に考えてみましょう!
ざっと見たところ、楽進のステータスはバランスが取れていると言えましょう。しかし物理系攻撃役として、楽進の能力値の配分と使い方は少々特別で、攻撃属性において他の武将と直接比較しづらいかと思います。
楽進のステータス(進化無し、攻撃に全配分)
ステータス |
初期 |
成長 |
Lv50時のステータス |
攻撃 |
96 |
2.13 |
250 |
防御 |
87 |
1.95 |
182 |
知略 |
67 |
0.73 |
102 |
速度 |
46 |
0.64 |
77 |
攻城 |
14 |
1.21 |
73 |
楽進の初期戦法【奮疾先登】は指揮戦法です。準備ターンにおいて、【奮疾先登】を発動した後、自分に【奮疾先登】の3つの効果を与えます。1つ目の効果は毎ターン楽進行動時に有効になり、2つ目の効果は与ダメージ上昇のスタック、3つ目の効果は攻撃の発動及び目標速度を低下させるというものです。
楽進は毎ターン行動時に、自身の与える物理系攻撃ダメージが5%上昇します。そして味方全体と敵軍全体武将の速度とを比較し、自身の速度より低い武将1名いるごとに、物理系攻撃与ダメージが追加で5%上昇します。与ダメージ上昇効果を1ターンに最低1回スタックできるが、楽進の速度が自軍・敵軍において最高の場合、1ターンにつき最大6回までスタックできます。この効果は「物理系攻撃与ダメージ上昇」に属し、衝突ルールとして「同じ種別はスタック不可」が適用されます。衝突戦法は「大賞三軍」「虎豹督軍」「統軍畏慎」などがあります。
与ダメージ上昇効果を8回スタックする場合(つまり40%に上昇する際)、楽進は距離3以内の敵軍複数(2名)に物理系攻撃を1回行います(ダメージ率160%)。同時に、目標の速度を20低下させ(スタック可)、その後、攻撃与ダメージ上昇効果が消えます。戦法の記述では、「敵軍複数」が何名なのかは明記されていないが、実は特別な説明がない場合「敵軍複数」は武将2名だと見ていいでしょう。
簡単に言えば、「奮疾先登」のダメージパターンは「八進法」のようなものです!
楽進自身は8ターンで8回の与ダメージ上昇をスタックでき、1回の攻撃を行うことができます。もし楽進の速度が他の武将1名よりずっと高ければ、8ターンでさらに8回の与ダメージ上昇をスタックでき、攻撃をさらに1回行えます。一番理想的な状況では、【奮疾先登】は8ターンで6回の攻撃を行えます。
【奮疾先登】は指揮型の攻撃戦法として、主動戦法に比べて、混乱・臆病・猶予に対応できるメリットがあります。 兵種技能「列陣」、宝物効果「至策」の与ダメージ上昇効果に敵わないが、戦法「反計之策」、重歩兵特性「披甲」、宝物効果「堅忍」などのダメージ減少効果に影響されません。また、【奮疾先登】は一定の与ダメージ上昇効果があり、ダメージ減少効果に対して相性が悪くありません。
楽進の能力値はどのように配分?攻撃に?それとも速度に?
【奮疾先登】では楽進の速度が要求され、速度が他の武将を上回ってこそ、高いダメージを与えることができます。しかし、楽進自身の速度は高くなく、速度に配分すれば、攻撃を諦めざるを得なくなります。では、どのぐらいの速度がよろしいでしょうか?攻撃への配分を諦めれば、楽進のダメージはどうなるでしょうか?これは計算しないと分からない重要なポイントだと思います。
与ダメージの3段階計算式:与ダメージ=ダメージ率×与ダメージ上昇×ステータス。下記はダメージ率、与ダメージ上昇、ステータスにそれぞれ注目して分析してみましょう。
編成する際、楽進の速度が少なくとも自軍の味方2人(できれば10点以上)を上回ることを意識すれば、【奮疾先登】の8ターン内に3回の攻撃を発動できます。一番良い場合は、楽進の速度が他の武将5人を全て上回り、【奮疾先登】を8ターン以内に6回発动させることができるようになります。毎回攻撃のダメージ率の合計は160%×2=320%です。そのため、最終的に8ターンのダメージ率は960%~1920%と予想されます。
物理攻撃戦法ダメージ率予想値の対比一覧表
武将 |
戦法 |
予想ダメージ率 |
ダメージ回数 |
他の効果 |
張飛 |
長坂之吼 |
2192.6% |
4.87 |
|
張繍 |
宣威再戦 |
1950.0% |
13.00 |
|
楽進 |
奮疾先登 |
960.0%-1920.0% |
6.00-12.00 |
与ダメージ上昇、減速 |
関銀屏 |
巾幗戦陣 |
1920.0 |
16.00 |
自身が臆病に |
魏延 |
奇兵拒北 |
1872.7% |
5.67 |
|
関興・張苞 |
将門有将 |
1420.0%-1870.0% |
14.20-18.70 |
|
孫策 |
覇王渡江 |
1731.0% |
12.36 |
|
華雄 |
将出西関 |
1726.7% |
8.40 |
回避無視、 兵力回復無効 |
曹彰 |
五兵之烈 |
1568.0% |
5.60 |
複数の効果 |
SP趙雲 |
銀龍孤胆 |
1436.4% |
14.57 |
|
以上は1番目の「ダメージ率」から分析したが、2番目の「与ダメージ上昇」も考慮する必要があります。【奮疾先登】の合計ダメージは必ず40%の与ダメージ上昇効果の影響を受けるため、与ダメージ上昇効果を加えて計算すれば、合計ダメージは1344%‐2688%になります。1344%の場合は少なくとも【銀龍沖陣】に相当できるが、2688%の場合は「なんと恐ろしい!!」としか言いようがないでしょう。
では、3番目の「ステータス」についても考えてみましょう。
まずよく使う物理系攻撃役が部隊におけるステータスを列挙してみます。(武将Lv50、進化無し、四大営最高Lv)ここで楽進は攻撃に全部配分し、宝物【徐氏匕首】(驍鋭10%)を装備していると仮定します。
武将 |
所属部隊 |
攻撃 |
防御 |
知略 |
速度 |
能力配分 |
兵種/宝物 |
関銀屏 |
関銀屏‐劉備‐厳顔 |
311.4 |
220.8 |
123.3 |
89.5 |
75攻撃 |
彤素至策15 |
馬超 |
馬超‐魏延‐曹操 |
339.4 |
201.2 |
90.5 |
205.8 |
50攻撃 |
屈盧奔襲6 |
趙雲 |
趙雲‐劉備‐厳顔 |
349.1 |
251.5 |
166.2 |
162.9 |
50攻撃 |
彤素至策15 |
馬岱 |
馬岱‐蜀関羽‐徐庶 |
355.9 |
210.0 |
149.9 |
218.5 |
50攻撃 |
屈盧驍鋭10 |
群呂布 |
群呂布‐孫権‐張機 |
374.0 |
228.0 |
95.1 |
191.2 |
50攻撃 |
死士地利、彤素英勇10 |
楽進 |
歩兵、陣営効果無し |
399.0 |
220.8 |
127.9 |
73.3 |
50攻撃 |
禁衛利刃、徐氏匕首驍鋭10 |
上記のように、群呂布のステータスが最も高く、戦闘中の攻撃は374点にものぼるが、楽進は兵種技能【利刃】による66点のボーナスがあり、攻撃属性は399点に達し、群呂布よりも25点高いです。しかも、徐氏匕首には9%の防御無視効果があります。
物理ダメージは主に攻防差に関わり、攻防差>130の場合は、たとえどのように攻防差を高め続けても、ダメージの上昇はそれほど明らかではありません。楽進の攻撃に全配分すれば、ボーナスが溢れているから、多くの能力値を速度に配分することをお勧めします。
では、楽進の速度に全配分してみましょう。
楽進 |
歩兵、陣営効果無し |
336.5 |
220.8 |
127.9 |
166.4 |
50速度 |
禁衛利刃、徐氏匕首驍鋭10 |
このとき楽進の攻撃属性は336.5で、なかなか良い数値だと思います。速度は準備ターンに166.4となっているが、これはどんなレベルでしょうか。ほかの編成と比べてみましょう。趙雲含む蜀歩編成において、趙雲の速度は162.9、ゴレンの周瑜の速度は162.4、霊帝編成(霊帝張機sp朱儁)の霊帝の速度は163.3と、全て楽進の166.4より少ないです。ただ、楽進に騎兵並みの速度を求めるのは、コスパが非常に低いため、必要がないと思います。
次に、【奮疾先登】の他の可能性を分析してみましょう。
「攻撃戦法の可能性」とは、その戦法の攻撃能力が他の戦法と組み合わせた後、どれくらい向上できるかを指します。【奮疾先登】は攻撃戦法である以上、楽進に「一騎当千」と「撃勢」を習得させるのはどう、と聞く人がいるでしょう。
いけるが普通すぎるのでは、というのが個人的な意見です。
【奮疾先登】はダメージ効果もあれば、与ダメージ上昇効果もあります。この与ダメージ上昇効果は「身勝手」とも言えましょう。なぜかというと、【奮疾先登】の攻撃は必ず40%の与ダメージ上昇効果の影響を受けるが、楽進のほかの物理攻撃(通常攻撃+ほかの戦法の物理系攻撃)が【奮疾先登】から影響を受けるのはその0-35%の与ダメージ上昇効果のみです。もう一つ、楽進が主動戦法を習得する場合、兵種技能【利刃】の効果を低下させるデメリットがあります。
与ダメージの2段階計算式:与ダメージ=攻撃×与ダメージ上昇。では、楽進が「一騎当千」と「撃勢」を習得する場合、この計算式に基づき、このようになります。
ダメージ=(奮疾先登の攻撃+一騎当千+通常攻撃)×(奮疾先登の与ダメージ上昇+撃勢の与ダメージ上昇)
その中、「一騎当千」と通常攻撃が【奮疾先登】による与ダメージ上昇は不完全であり(0~35%)、或は「緊密」的ではありません。
では、「緊密」な与ダメージとは何でしょうか。例を2つ挙げてみましょう。
1、関銀屏:一騎当千+撃勢
与ダメージ=(巾幗戦陣の攻撃+一騎当千)×(巾幗戦陣の与ダメージ上昇効果+撃勢の与ダメージ上昇効果)
2、ゴレン
与ダメージ=(白衣渡江+火勢風威+河内世澤+衆謀不懈+玄武洰流+絶水遏敵)X(神兵天降+大賞三軍)
上記の2つの例に複数の与ダメージ効果と与ダメージ上昇効果があり、いずれも互いに役に立つため、これは「緊密」的なものだと思います。
ゆえに、【奮疾先登】は戦法そのものでダメージを与え、与ダメージ上昇を依頼されていない隊伍に適すると思います。実際には、このような部隊はよく見られます。例えば、月英含みの蜀歩編成はその一つです。
黄月英:避其鋒芒+三軍之衆
劉備:反間+妖術
趙雲:健卒不殆+塁実迎撃
この部隊には【匠心不竭】と【銀龍衝陣】と2つの攻撃戦法があり、与ダメージ上昇戦法と組み合わせていません。この編成では、戦法枠は主にダメージ減少と回復に用いられ、ダメージ上昇戦法に割ける十分な戦法枠がありません。【奮疾先登】はこのような編成に相応しいと思います。与ダメージ上昇効果があるため、ダメージ減少させる編成と戦う場合でも受ける影響が少なくなり、【奮疾先登】の効果をさらに発揮できると思います。
楽進についていくつかの注意事項をまとめてみました。
1、楽進は戦闘中の速度が自軍味方武将より速く(ベストは10点以上)する必要があります。
2、重歩兵は速度を15点下げるため、楽進には禁衛をお勧めします。
3、楽進は速度に大量の能力値を配分しましょう(50点でも良い)。部隊編成時に速度速めの弓兵を組み合わせても悪くないと思います。
4、楽進は張遼と編成しないことをお薦めします。自軍味方武将の中に楽進より速いのがいたら、それは自分で自分の足を引っ張る行為です。
5、徐晃と編成しないことをお薦めします。楽進の初期戦法は完全に無駄になってしまいます。
6、張寧と編成しないことをお薦めします。張寧は確かに敵軍の速度を吸収でき、加速できるように見えるが、実際には楽進との相性が悪く、不安定になるリスクが高くなります。
7、姜維との組み合わせをお勧めします。姜維の初期戦法【其徐如林】は自軍全体の全属性を上昇させるため効果がよく、連続で発動できればさらに効果が上がります。
8、楽進に【百戦精兵】を習得させるのもいいでしょう。
9、荀确・荀攸の初期戦法【輔王抑寇】の速度低下効果は【奮疾先登】と衝突するため、組み合わせることをお勧めしません。
10、曹操は敵軍の防御と速度を低下させるため、逆を言えば楽進に攻撃と速度を上昇させることができます。編成の可能性はあるが、条件が厳しすぎるため、お勧めしません。
最後にお勧め編成をいくつか挙げてみます。
編成1
龐統/黄月英:避其鋒芒+三軍之衆
劉備:反間+妖術
楽進:塁実迎撃+兵無常勢/歩歩為営/健卒不殆
編成2
劉備:避其鋒芒+重整旗鼓
楽進:兵無常勢+愈戦愈勇
妲己:歩歩為営+塁実迎撃
編成3
大喬:不攻+三術奇謀
張機:反間+妖術
楽進:歩歩為営+塁実迎撃
上記の内容は、中国サイト『网易大神』のプレイヤー同士【自由軍長】より